商品について
1930年代に大日本帝国陸軍により開発・採用された。多数の三八式歩兵銃から精度の高いボルトや機関を選りすぐって作られた高性能狙撃銃。トイガン化にあたり倍率固定の狙撃眼鏡もちゃんと再現している。
カートリッジ5発・スコープ付属(実銃同様レティクル)
<実銃はこんな銃>
九七式狙撃銃は三八式歩兵銃の生産ライン途中において、多数の中から銃身や機関部などの精度が高く精密射撃(狙撃)に特に向いている物を選び出し、それに狙撃眼鏡をのせる台座(マウントベース)と太い針金状の単脚を付し、さらに操作性を上げるため槓桿(ボルトハンドル)を下方に曲げ、射撃具合の調整を行い生産された。それら狙撃銃仕様の別工程作業が行われるため、機関部前部には「九七式」の刻印が菊花紋章とともになされる。量産は小倉陸軍造兵廠と名古屋陸軍造兵廠で行われ、総生産数は約22,500挺。三八式歩兵銃の中期型・後期型を転用しており、また小倉製と名古屋製や生産時期により、照門の違い(谷型・穴型)や単脚の有無など仕様には差異がある。なお、本銃採用の数年後には三八式歩兵銃の後続主力小銃となる九九式小銃(長小銃)・九九式短小銃が開発・採用され、これの狙撃銃仕様たる九九式狙撃銃・九九式短狙撃銃が1942年(昭和17年)5月に採用(仮制式上申)されている(なお、この内主力となったものは九九式短小銃・九九式短狙撃銃であり、九九式小銃・九九式狙撃銃は少数生産に留まる)。帝国陸軍において基本的に狙撃銃は一般の歩兵中隊内の選抜射手によって使用されるため、九七式狙撃銃は既存の三八式歩兵銃や九六式軽機関銃を擁する6.5mm弾(三八式実包)装備部隊に、九九式狙撃銃・九九式短狙撃銃は九九式小銃・九九式短小銃や九九式軽機関銃を擁する7.7mm弾(九九式普通実包)装備部隊で運用された。第二次大戦後は他兵器と同じく多数が廃棄処分されたものの、流出品や戦地での鹵獲品が主にアメリカにおいて高額で流通しており愛好家が収蔵している。日本では無可動実銃として少数が逆輸入されているほか、タナカワークスが木製や金属製(亜鉛合金)部品を主に用いる高価格帯合法モデルガン・ガスガンとして、九七式狙撃眼鏡ともども製造・販売している。
<店長のコメント>
九九式狙撃銃と並んで第二次世界大戦で活躍した狙撃銃です。大まかな外観は三八式と変わりませんが、はるかに手間のかかった高性能銃ですね。
<エアガンスペック> | |
全長 | 1280mm | 重量 | 3840g | 装弾数 | 5 | タイプ | 発火/7mmキャップ | システム | ボルトアクション | 定価 | ¥128,000(税抜) |
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