[マルシン] ワルサー PPK/S ブラックHW マルシン刻印 (訳あり)｜エアガン.jp

商品について

ハンマーの動作に少し難がある商品です。
スライドを引く動作ではハンマーがコック位置で固定されないため、スライドが前進するとそのまま倒れます。
指でめいっぱいハンマーを起こすとコックしますが、今度はトリガーを引いても倒れず、トリガーが前進するときに倒れます。
スライドストップもかかりません。

装填・排莢動作は問題なし。使用感は結構ありますが、内部は綺麗です。未発火または少ない発火歴と思われます。
ハンマーとハンマーストラットの予備がそれぞれ1点ずつ付属しますが、不良パーツのようです。
スライド、グリップともワルサー刻印の部分が「マルシン」になっている商品です。



PPKから進化を重ね、ケネディ大統領暗殺事件を期にかけられた小型拳銃規制に対応すべくグリップを長くして全高の規制値をクリアしたものが、このPPK/Sである。しっかりとした重みのブラックHWモデル。標準でカートリッジが5発付属。

＜実銃はこんな銃＞
「PP(Polizei Pistole:警察用拳銃)」は、1929年に当時新鋭企業だったワルサー社が、様々な研究の末に開発した自動拳銃。警察以外にも、欧州各国の軍がこれに注目し、士官用の携帯用拳銃として人気に。1931年にはワルサー社は更に小型化を図った「PPK(Polizei Pistole Kurz)」を開発した。 PP/PPKはコンベンショナルダブルアクションで、作動方式はストレートブローバック。幾つものセイフティ機構を持ち、薬室に弾丸が装填されているとハンマー上部にシグナルピンが覗くローディングインジケーターを有するなど、即応性と安全性を両立した、当時としては最も完成度の高い自動拳銃だった。　携帯性と性能に優れたPP/PPKは数多く生産され、欧州各国の軍・警察で使用された。
第二次大戦後は、ドイツ本国での銃火器とその弾薬の製造がしばらくの間禁じられたため、フランスのマニューリン社でライセンス生産が行われた。戦後、国産銃器での再武装が困難となった西ドイツ各州の警察は、このマニューリン製PPとPPKをこぞって採用している。戦時急造で粗悪品が大量に出回った事と、ドイツのゲシュタポが好んで使用していたことから評判が芳しくなかったが、そのイメージを映画『007』シリーズが一変させる。主人公であるMI6(イギリス秘密情報部)所属の諜報部員であるジェームズ・ボンドが持つPPKは、スマートなスパイのスタイルに見事なまでに合致し、PPKはボンドの代名詞と云われるほど有名になった。
しかし1968年、ケネディ暗殺事件を背景にアメリカで銃規制法が施行され、コンパクトなPPKはアメリカに輸出できなくなってしまった。そこで、あえて大型のPPのフレームにPPKのスライドとバレルを組み込んでPPK/S(PPK/Special)の名前で販売したところ、これがかえってアメリカ人の手のサイズに合い、007との相乗効果も相まってヒットした。このPPK/Sはアメリカへの輸出用だったが、その人気からドイツ国内でも同じようなモデルをPPK/Eとして発売している。　現在はドイツではなくアメリカで生産されている。 (by MEDIA GUNDATABASE)