[タナカ] モーゼル Kar98K AIR 旧プッシュコッキングモデル 動作不可品 (ジャンク)
商品について
ボルト硬く正常にコッキングできず、発射不可状態のジャンク品。
ボルト横の樹脂パーツの取り付け方が悪い為かもしれません。ボルトのみであれば
コッキング、トリガーは引くことは出来ましたが、ボルトがやはりかなり動きが固く、破損等もある可能性もあるため
ジャンク品扱いとなります。
プッシュコッキング&チューブマガジン方式と、現行モデルとは全く異なるシステムのタナカ98k 旧エアコッキングモデル。
レシーバーやアウターバレルなどのほとんどはプラスチック製。
ボルトは金属、ストックはリアルウッド。
<実銃はこんな銃>
ドイツが1920~1950年代まで制式採用していたボルトアクションライフル。「Kar」はKarabiner(カラビナー:騎兵銃)、末尾の「K」はkurz(クルツ:短い)、「Gew」はGewehr(ゲヴェア:ライフル)の略。 第一次大戦後、連続発射可能な歩兵銃の可能性を見出したドイツ軍だったが、研究開発しようにも敗戦による莫大な賠償金のため資金が無く、やむなく既存の小銃を改良する事で当座をしのぐ事になった。そこで当時の制式小銃Gew98をベースに戦訓を取り入れた細かい改良を加え、銃の短銃身化と機関銃との弾丸の共有化を施した物がKar98a、1930年代に最終的な改修を加えた物がKar98Kである。 構造、信頼性、命中精度など当時の小銃としては優れた性能を持ち、Gew98と共にドイツ歩兵の主力火器として活躍。1945年の終戦までに1500万挺が生産され欧州全域、北アフリカ、ロシアなど各戦線に投入された。 また狙撃銃としてスコープが搭載された物はKar98kZFという名称で使用されていた。当初使用されていたZF41は倍率が1.5倍と低い上に、接眼レンズ部分が目と離れすぎているため狙いがつけにくく、実際には装着せずに使用する狙撃兵も多かったという(安易に生産できる400m限定の市街戦に適した狙撃銃で、接眼レンズが離れているのは身の回りも警戒できるようにしたからとする資料もある)。 この問題は後にZF39という民間狩猟用から転用した4倍率のスコープを機関部の上方か、機関具の左側面に装着することにより解決された。
【ゴールデンカムイの時代:同時代の銃器】
ゴールデンカムイ劇中には登場しないドイツ帝国ですが、C96やボーチャードピストルが登場する事からもわかる通り、この時期に後のナチス・ドイツを象徴する銃器が開発されています。モーゼル Kar98K、ワルサー P08などがそれにあたります。また、アメリカでは後に三八式歩兵銃やモシンナガンのライバルとなるスプリングフィールドM1903小銃も生産が始まっています。この後すぐに起きた伊藤博文暗殺事件で使われたと言われるFN ブローニングM1900もこの頃に開発された物です。 これらは劇中でも何か1つ運命が変われば登場していた可能性があります。こうした銃器を通して作品の時代背景への理解を深める事で、ゴールデンカムイの世界をより奥深く楽しむ一助となれば幸いです。
全長 | 約1103mm |
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重量 | 約2000g |
装弾数 | -発 |