商品について
スライド先端部の形状と側面の平らな部分の幅、リアサイト周り等が、第二次大戦後のモデルと異なる「初期型」を、新規金型で再現。
刻印も初期仕様を正確に再現。マガジンはフラットボトムタイプ。
ブラウングリップ
フラットボトムマガジン
発火カートリッジ・7発付属
<実銃はこんな銃>
「PP(Polizei Pistole:警察用拳銃)」は、1929年に当時新鋭企業だったワルサー社が、様々な研究の末に開発した自動拳銃である。
その後警察以外にも、銃不足にあえぐ欧州各国の軍がこれに注目。士官用の携帯用拳銃として人気が出たために、1931年、ワルサー社は本銃をベースに、更に小型化を図った「PPK(Polizei Pistole Kurz)」を開発した。
PP/PPKはコンベンショナルダブルアクションで、作動方式はストレートブローバック。幾つものセイフティ機構を持ち、薬室に弾丸が装填されているとハンマー上部にシグナルピンが覗くローディングインジケーターを有するなど、即応性と安全性を両立した、当時としては最も完成度の高い自動拳銃だった。
携帯性と性能に優れたPP/PPKは数多く生産され、欧州各国の軍・警察で使用された。第二次大戦後は、ドイツ本国での銃火器とその弾薬の製造がしばらくの間禁じられたため、フランスのマニューリン社でライセンス生産が行われた*1。戦後、国産銃器での再武装が困難となった西ドイツ各州の警察は、このマニューリン製PPとPPKをこぞって採用している。
しかし、民間に目を向けてみると、戦時急造で粗悪品が大量に出回った事と、ドイツのゲシュタポが好んで使用していた*2ことから、戦後のPP/PPKの評判は芳しくなかった。
そのイメージを一変させたのが映画『007』シリーズである。主人公であるMI6(イギリス秘密情報部)所属の諜報部員であるジェームズ・ボンドが持つPKは、スマートなスパイのスタイルに見事なまでに合致し、PPKはボンドの代名詞と云われるほど有名になった。
<モデルガンスペック> |
全長 | 150mm | 重量 | 370g | 装弾数 | 7 | タイプ | 発火ブローバック | システム | - | 定価 | ¥21384 |
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付属品、外観状態は、写真が現物になります。参照して下さい。