[ハドソン] ステン Mk.II 金属モデルガン (中古)
商品について
今はなきハドソン産業が作った名銃のうちのひとつ、特徴的な形状が目を引くステン Mk.II。
マガジンハウジング固定のタイプ。
非常に重厚な金属モデルガン。
カートリッジ4発と、説明書コピーが付属。
<実銃はこんな銃>
第二次大戦中にイギリスが短機関銃不足を解消するため1941年に開発した戦時急造型短機関銃。RSAFエンフィールド主導のもとBSA社のシェパード技師、ターピン技師両名の手で開発された(名前の「STEN」は両技師の頭文字[S・T]とRSAFエンフィールドの略名[EN]を組み合わせた物)。プレス加工を多用したためコストダウンが図られている。町工場でも大量生産できる事を前提に作られた簡易な構造が幸いし、イギリス軍のほかレジスタンス側に大量輸送され、活躍した。しかし所詮は急造品、生産性重視の設計が仇となったのか、耐久性や弾倉構造に問題があり「生産直後の状態では弾が出ない」という噂があるほどの駄銃だった(最終型でさえマガジンを満タンにすると全く弾が出ず、使用時には20発程度しか装填しなかった)。「水道管に銃身と引き金とマガジンをくっつけたような」外見からか、兵士達からは「鉛管工のお気に入り」だの「ステンチガン(くさい銃)」だの、クソミソなあだ名まで頂戴してしまったという。しかし当時のイギリスではとにかく多くの短機関銃を生産する必要があったことから、数々の改良を施されながら終戦まで生産が続けられた。そのとことん割り切った生産性の高さは他国でも注目され、例えばデンマークでは、レジスタンスが占領下の工場からぶんどったマドセンSMG、スオミ M1931用のバレルをコペンハーゲンの市電修理工場(!)に持ち込み、ステンタイプのレシーバーと合体させ、抵抗活動に使用している。さらには敵国ドイツまでが、戦況が日増しに悪化する中、コピー改良銃MP3008を生産。フォルクスシュトゥルムトルッペ(国民突撃隊;老人、子供を動員した半ばヤケクソ気味の防衛隊)に供給している。ちょうどイギリスと攻守入れ替わったところで、ステンガンが登場した格好になる(その他、鹵獲品のステンもドイツ軍で多数使用されている。また鹵獲の少ない大戦初期には後方霍乱の目的でMk2をそのままコピー製造した)。本家ステンガンも、最終モデルのMk.Vあたりでようやく性能も安定。一部は戦後も引き続き使用された。
<モデルガンスペック> | ||||||||||||
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